ごあいさつ

インフォメーション

2018-12-12 15:35:00

当院の年末年始の診療予定についてお知らせ致します。

年内は、12月29日(土)13:00まで、

年始は、1月4日(金)から、通常通り診療致します。


2018-11-28 11:09:00

 インフルエンザ の本格的な流行シーズンを前に、ワクチン不足で予防接種を中止する医療機関が相次いでいます。特に東京都や大阪府などの大都市部では、まとまった数量を確保することが困難な状況で、職場での集団予防接種を断る医療機関が増えています。昨シーズンと同じようにワクチンの供給量が少ないとの指摘が出ていますが、厚生労働省や製造販売会社は供給不足を解消できる具体的な時期などの公表を控えており、医療現場で混乱が広がりつつあります。 

 先日、大阪府保険医協会で行われたアンケート結果からは、すでにインフルエンザのワクチン供給が間に合っておらず、10月初旬の段階でワクチン不足の危機を感じているという声が医療現場からあがっています。アンケート結果からは、インフルエンザのワクチン接種実施時期は、早い所では10月初旬(26.5%)からで、最も多いのは10月中旬 (42.5%)からということが分かりました。10月中旬までワクチンを入荷できないとなると、医療機関が最も必要とする10月中旬ごろにワクチンが足りない状況を迎えることになってしまいます。

 厚生労働省はインフルエンザワクチンの供給に対し、例年並みの供給量を確保していると発表しています。また、10月当初は例年並みとなる約1千万本のワクチン供給を見込んでいるとしています。厚生労働省の提示した「例年並み」という数字が、医療現場で必要とされているワクチン供給量とあっていれば、ワクチンは不足することなく行き渡ることになるはずなのですが……。厚生労働省は、今シーズンのインフルエンザワクチンの見込み供給量は約2,650万本としており、昨年の2,491万本や、昨年を除く過去5年間の平均使用量2,592万本を上回っているので、ワクチンを適切に使用すれば不足は生じない状況だと考えているようです。 アンケート結果をみると3割を超える医療機関がワクチン入荷の「めどが立たない」「納入量が少ない」と答えています。例年より格段に早い時期に医療現場からワクチン不足を懸念する声が上がっている要因には、ワクチン供給の仕組みに問題があることもあげられています。各医療機関へ供給するワクチンの納入量は、昨年の入荷数を基に算出しているのですが、昨年度はインフルエンザワクチンが大変不足し、思うように供給が行われなかった年だったのです。 ワクチンは製造されたらすぐに出荷されるわけではありません。検定をクリアしてはじめてメーカーから薬問屋に出荷されます。それから各医療機関に納品されるので、実際には製造から各医療機関に納品されるまでタイムラグがあるのです。

 また、医療機関需要予測がそもそも間違っていると考えられます。
インフルエンザ予防接種は、10月に接種を開始すると多数の方が接種に医療機関を訪れます。10月中に十分な量のワクチンを医療機関に納品することが必要です。ところが実際には、十分量の納品は11月下旬から12月中旬にかけてになっています。これまでのワクチン使用量と製造量をみてみると、一見、必要量を上回る十分な量のワクチン製造を行っているように見えますが、この製造量は、最終出荷を合計した製造量なのです。昨年度も12月下旬に最終出荷がありましたが、その時期は予防接種を受ける人がだいぶ減ったので、薬問屋などに大量在庫をもたらしたという経緯でした。 厚生労働省が医療現場をきちんと把握していないため、このような混乱がもたらされていると考えられます。大阪府などの保険医協会は、この結果をもとに、厚生労働省に対して実態把握と流通改善などを求める要望書を提出する予定です。

 


2018-10-31 15:49:00

11/4(日)は、休日当番医のため、午前9時から午後5時まで診察致します。


2018-10-17 15:38:00

2018年の当院でのインフルエンザワクチン予防接種の料金は以下のとおりです。

小児(1歳〜3歳未満):2000円

小児(3歳〜13歳未満):2500円

大人(13歳以上):3500円

高齢者(東京都{文京区・北区・豊島区 等}の予診票のある方):2500円

予防接種をご希望の方は、ご予約をいただければ確実です。

詳細はお気軽にお問い合わせください。(保存剤除去製剤もございます)

 


2018-09-19 10:20:00

「春の七草」といえば1月7日に七草粥を食して1年の無病息災などを祈り、また正月料理で疲れた胃を休めるものとして、その風習が今でも続いています。しかし、秋にも七草があることは意外と知られていません。また、秋の七草の存在を知っていても、七草の名前を全て言える方はさらに少ないでしょう。今回は秋の七草についてご紹介します。

秋の七草は万葉集に収められている山上憶良の2首の歌が始まりです。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

1つ目の歌で「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」とし、2つ目の歌で「それは萩の花、尾花、葛(くず)の花、撫子(なでしこ)の花、女郎花(おみなえし)、また藤袴(ふじばかま)、朝貌(あさがお)の花である」と述べています。「朝貌」については諸説ありますが、現在では桔梗(ききょう)が定説です。

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものです。そのため、7種一緒に何かの祭祀などに使用されることはありません。秋の七草の特徴は見て楽しめるだけではなく、薬用など実用的な草花として昔の日本人に親しまれたものが選ばれていることです。

 

【1】萩(はぎ)

「草かんむり」に「秋」と書く、まさに秋を代表する花の1つです。秋のお彼岸にお供えする「おはぎ」の名の由来にもなっています。

 

【2】尾花(おばな)

尾花とは「すすき」の別名です。すすきの穂が動物の尾に似ていることが、名前の由来と言われています。お月見にはかかせない飾りの1つです。

 

【3】葛(くず)

葛湯、葛切り、葛餅など今でも親しみ深い植物の1つです。葛の根を乾燥させた「葛根(かっこん)」は民間治療薬として、風邪や胃腸不良などの際に用いられます。

 

【4】撫子(なでしこ)

日本女性の清楚さを表現した「大和撫子」の「撫子」は、この花のことです。可憐な淡紅色の花を咲かせます。「枕草子」の中で、清少納言は撫子の美しさは草花の中で第1級品であるとしています。

 

【5】女郎花(おみなえし)

女郎花の名前の由来は、花の美しさが美女を圧倒するためという説があるほど、優雅で美しい花として古代の人に親しまれた花です。そのため、多くの歌や句にも詠まれています。また、女郎花の根と全草には解毒・鎮痛・利尿などの作用があります。

 

【6】藤袴(ふじばかま)

藤袴は、花の色が淡紫色で、弁の形が筒状で袴に似ていることからこの名前が付けられました。乾燥させると桜餅の桜葉と同じ良い香りがするため、洗髪や香水にも用いられます。現在では絶命危惧種に指定されており、野生の藤袴を見ることはほとんどできません。

 

【7】桔梗(ききょう)

桔梗は、その形の良さから多くの武将の家紋に用いられました。中でも明智光秀の水色桔梗の家紋は有名です。桔梗の根を乾燥させ粉末にしたものは、痰や咳の薬として用いられています。藤袴と同様、絶滅危惧種に指定されている花です。