ごあいさつ
インフォメーション
2019年9月10日の朝から、突然当院の電話が故障してしまいました。
現在NTTに修理依頼をしておりますが、しばらく復旧までに時間がかかりそうです。
大変ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
今年度の当院の夏季休業についておしらせ致します。
2019年 8/19(月)〜8/23(金)まで休診いたします。
尚、8/24(土)からは通常通り診療いたします。(土曜日は13時まで)
今年も手足口病が流行しています。
手足口病とは、口の中や、手足などに水泡性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子供を中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、例年報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)が知られています。特にこの病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている施設では注意が必要です。また、乳幼児では原因となるウイルスに感染した経験のない者の割合が高いため、感染した子供の多くが発病します。
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmほどの水泡性発疹が出ます。発熱は、あまり高くならないことが多いです。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫など、さまざまな症状が出ることがあります。
手足口病には有効なワクチンはなく、また発病を予防出来る薬もありません。治った後でも、比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあります。また、感染はしても発病はせず、ウイルスを排泄している場合があります。一般的な感染対策は、接触感染を予防するために、手洗いをしっかりすることと、排泄物を適切に処理する事です。
手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。また、基本的には軽い症状の病気ですから、経過観察を含め、症状に応じた治療(対症療法)となります。
風疹(3日ばしか)とは、身体に発疹(ブツブツ)が出る病気で、飛沫感染でうつります。その感染力は、インフルエンザの数倍ともいわれています。2週間くらいの潜伏期間の後に、顔や身体や手足に発疹が広がり、3~7日くらいで治ります。風疹自体は比較的軽いことがほとんどで、怖がる必要はありません。
しかし、風疹の免疫のない女性が妊娠中に風疹にかかると、妊娠初期では約70%の確率で赤ちゃんに障害が出るとのデータがあります。この障害は、先天性風疹症候群と呼ばれ、白内障、心臓の障害、耳の障害などが代表的なものです。
2018年から再び風疹が流行しています。原因のひとつに、必要な2回のワクチンをうっていない成人がたくさんいることがあげられます。風疹ワクチンを一生で2回射っていれば、ほとんどかかりません。
現在、東京都では先天性風疹症候群発生防止に向けた取組として、各区市町村と協力し、抗体検査と各区市町村が実施する予防接種を組み合わせた形で実施しています。さらに、平成31年4月より、定期予防接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低い世代を対象とした対応として、緊急風疹抗体検査等事業及び予防接種法にもとづく第5期定期予防接種を実施しています(2022年3月31日までの時限対応)。
是非、この機会に成人男性も風疹ワクチンを接種しましょう。