ごあいさつ

インフォメーション

2017-08-14 17:10:00

 人の体は、暑くなるとその暑さに対応して体温を調節しますが、その体温調節機能が気温の変化に対応できず、働かなくなると、自律神経調節機能が低下し、食欲がなくなったり、体調がすぐれないなどの体に不調が現れる症状を「夏バテ」といいます。体温調節機能が働かなくなる原因は、室内と外気温の温度差の大きさがあると考えられます。冷房の効いた室内と暑い外の気温の温度差が大きく、室内と外を出たり入ったりすることでその温度差を繰り返すことになり、体温調節機能がコントロールできなくなります。

 体温調節機能がコントロールできなくなると、自律神経の調節機能が低下し、内臓の働きを低下させ、食欲がなくなるなどの症状を起こします。そして、食欲がなくなると、体に十分な栄養が補給されなくなり、その結果、疲労の蓄積・体調不良を起こします。

 また、夏の暑い時期には、冷たい水分を多く摂ることで、内臓(特に胃)の働きが低下し、消化不良・食欲不振の原因となります。

 

<夏バテ防止対策・夏バテ解消法>

● 室内と外気温の温度差を少なくする

室内と外気温の温度差を少なくするためにエアコンなどの温度を高めに調節し、体温調節機能が低下しないようにする。

● 睡眠

疲労を回復するために睡眠時間を確保する。

● 水分補給方法に気を付ける

汗により失われた水分・ミネラルを補給するようにする。ただし、あまり冷たい水分を摂り過ぎないように気をつける。

● 食事は旬のものを取り入れる

旬のもの、例えば夏野菜を食べると体を上手く冷やしてくれます。

 

※夏バテがなかなか改善しない・症状が重く辛い場合には、有効な漢方薬があります。お気軽に御相談ください。


2017-07-24 16:39:00

 毎年夏頃に小児を中心に流行する感染症である、手足口病、ヘルパンギーナおよび咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数が増加しています。特に手足口病については、都内の小児科定点医療機関からの7月以降の患者報告数が、都の警報基準を超え、大きな流行となっています。

手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱は、いずれもウイルスによる感染症で、特異的な治療法やワクチンはなく、感染予防策としては、こまめな手洗いや、咳やクシャミをする時には口と鼻をティッシュ等でおおうなどの咳エチケットを心がけることが大切です。

<お子さんのための感染予防のポイント>

●こまめな手洗いを習慣づけましょう。(手洗いは多くの感染症に共通する重要な予防策です)

●症状がおさまった後も2~4週間、便などにウイルスが排泄されます。普段からトイレの後、オムツ交換後、食事前の手洗いを徹底しましょう。

●幼稚園、保育園など集団生活では、タオルの共用を避けましょう。

●お子さんが理解できる範囲で咳エチケットを心がけましょう。(人に向けてクシャミをしないなど)

 


2017-07-19 15:05:00

2017年8/7(月)〜8/12(土)まで休診いたします。

尚、8/14(月)からは通常通り診療いたします。


2017-07-05 12:56:00

7/17(月・祝日)は休日当番医のため、午前9時から午後5時まで診察致します。


2017-06-26 18:55:00

 感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などがあり、主な症状は腹痛・下痢、嘔吐、発熱です。これらの胃腸炎は、症状のある期間が比較的短く、また、ウイルスの種類によって異なる治療が行われることも通常はないため、ウイルス検査を行うことなく、流行状況や症状から「感染性胃腸炎」として診断されることがあります。

 ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、人から人へ感染する場合と、汚染した食品を介しておこる食中毒に分けられ、次のような感染経路があります。◆感染した人の便や吐物に触れた手指を介して、ノロウイルスが口に入った場合 ◆ノロウイルスを内臓に取り込んだカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱処理で食べた場合 ◆感染した人が十分に手を洗わずに調理した食品を食べた場合 ◆感染した人の吐物や糞便が乾燥して、細かな塵となって舞い上がり、その塵と一緒にウイルスを取り込んだ(吸い込んだ)場合

<感染予防のポイント>

①一人ひとりが手洗いをきちんと行うことが大切です。特に排便後、調理や食事の前には、その都度、石鹸と流水で十分に手を洗いましょう。

②カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。(中心温度85~90℃で90秒間以上の加熱※が必要です)※「大量調理施設衛生管理マニュアル」(厚生労働省)より

③吐物や糞便は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)を使用し、適切に処理しましょう。

④吐物や糞便を処理する際は、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、処理後は、石鹸と流水で十分に手を洗いましょう。

 ウイルスを原因とする感染性胃腸炎には特別な治療法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、早めに医療機関を受診することが大切です。嘔吐の症状がおさまったら、少しずつ水分を補給し、安静を努め、回復期には消化しやすい食事をとるように心がけましょう。