ごあいさつ

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2019-06-20 17:28:00

 風疹(3日ばしか)とは、身体に発疹(ブツブツ)が出る病気で、飛沫感染でうつります。その感染力は、インフルエンザの数倍ともいわれています。2週間くらいの潜伏期間の後に、顔や身体や手足に発疹が広がり、3~7日くらいで治ります。風疹自体は比較的軽いことがほとんどで、怖がる必要はありません。

 しかし、風疹の免疫のない女性が妊娠中に風疹にかかると、妊娠初期では約70%の確率で赤ちゃんに障害が出るとのデータがあります。この障害は、先天性風疹症候群と呼ばれ、白内障、心臓の障害、耳の障害などが代表的なものです。

 2018年から再び風疹が流行しています。原因のひとつに、必要な2回のワクチンをうっていない成人がたくさんいることがあげられます。風疹ワクチンを一生で2回射っていれば、ほとんどかかりません。

 現在、東京都では先天性風疹症候群発生防止に向けた取組として、各区市町村と協力し、抗体検査と各区市町村が実施する予防接種を組み合わせた形で実施しています。さらに、平成31年4月より、定期予防接種を受ける機会がなく、抗体保有率が他の世代と比べて低い世代を対象とした対応として、緊急風疹抗体検査等事業及び予防接種法にもとづく第5期定期予防接種を実施しています(2022年3月31日までの時限対応)。

是非、この機会に成人男性も風疹ワクチンを接種しましょう。

 


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