ごあいさつ
インフォメーション
2017-11-08 13:10:00
2017年10月6日、厚生労働省は今年度のインフルエンザワクチンの製造量が2528万本で、昨年度の使用量2642万本を下回る見通しだと明らかにしています。ワクチンに使うウイルス株を選び直した影響(2017年5月に厚生労働省が発表していた株(A/埼玉/103/2014(CEXP002))では製造効率が悪いということが分かり、7月に他の株(A/香港/4801/2014(X-263))に変更したため)で、過去5年間で最も少ない量とのことです。
(2017年10月中旬~下旬に、東京保険医協会が行った調査では6割以上の医師が「ワクチンが不足している」と回答し、インフルエンザワクチン供給が例年より遅れ、医療機関でワクチン不足が生じていることが報告されました。)
この、製造の遅れは、年末くらいまでずれ込む見通しです。供給されているワクチンの量が非常に少ないため、今年は接種自体を取りやめる、というところまであるようです。
インフルエンザが最も流行するのは、通常12月の後半から来年の1月くらいにかけてですので、本来は11月の中旬までには接種を完了するのが望ましいのですが、それを達成するのは難しい状況です。また、その対策として厚生労働省は「1回または2回」としている13歳以上の任意接種について、原則1回接種とするよう周知していくとしています。(WHOは、13歳ではなく9歳以上は1回接種で十分という見解を示しています。)
当院においても、現在インフルエンザワクチンの入手が困難な状況で、しばらくの間インフルエンザ予防接種のご予約を控えさせていただいております。
何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。