ごあいさつ

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2018-06-06 12:53:00

 本日、関東甲信・東海・近畿地方で梅雨入りが発表されました。梅雨の時期に、いろいろな体調不良で悩まれることはありませんか?風邪、頭痛、腹痛、目まい、倦怠感、体の冷え、肩こりや腰痛など、いかがでしょうか。実は、梅雨の時期はとっても体調を崩しやすい気候になっているのです。普段の生活の中で気を付けておかないと、梅雨の間ずっと体調不良に悩まされる日が続いてしまうかも。ですので、日々の生活の中に、しっかりと「梅雨の健康対策」を取り入れていきましょう!

 

(この時期に起こり得る体調不良)

1. 自立神経の乱れ:気温や湿度のばらつきによって自律神経の乱れが引き起こされ、その結果「体がだるい」「頭痛」「腹痛」といった症状が現れます。また、一日の温度差の激しさから、「冷え」や「肩こり」の症状が出たり、風邪をひきやすくなったりします。

2.湿気による不調:梅雨の大敵と言えば「湿気」。梅雨時は湿度が高くなり、その結果普段よりも体内の水分が出ていきにくくなり、体のむくみの原因になってしまいます。湿気によって食べ物が劣化するスピードも速くなるため、カビや細菌が繁殖してしまった食べ物を食べてしまうことで「食中毒」の危険性も高まってしまいます。

(この時期に摂りたい食事)

 

 体調不良で体力低下やだるさを感じる梅雨時には「ビタミンB群」を摂取することが対策の一つとなります。ビタミンB群の中の「ビタミンB1」は、糖質を分解してエネルギーに変える役割を果たすことから『疲労回復ビタミン』『ストレスビタミン』とも呼ばれるほど、疲労やストレスに対して絶大な効果を発揮します。ビタミンB1を多く含む食材には、玄米・発芽米・全粒粉パンなど胚芽つきのもの、豚もも肉、豚ロース肉、紅鮭などがあります。また、「ビタミンB2」も、糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変えるときに必要なビタミン。ビタミンB1とともに、エネルギーを得て疲労回復するには欠かせない栄養素なのです!ビタミンB2を多く含む食材には、魚介類、牛乳乳製品、卵などの動物性食品が挙げられます。また、納豆や緑黄色野菜、キノコ類にも比較的多く含まれています。

(この時期の睡眠の工夫)

 

 心地よい睡眠のためには、睡眠環境を整えることが非常に大切です。快眠のために最適とされる環境は「気温26度以下」「湿度50~60%」。梅雨の時期特有の寝苦しさは、夏の暑さとゆうに80%を超える湿度の高さが関係しています。

 この時期はあまり我慢せずに、適度にエアコンの活用をしましょう!冷房で室温を26度前後に保つと寝やすくなります。つけっぱなしにすると体を冷やしてしまう原因にもなるので、タイマー機能を使って可動時間を調節することも大切です。また、除湿機能を使って湿度調整も行ってみて下さい。エアコンに除湿機能がない場合は、除湿器でも大丈夫です。さらに、湿気の多さは寝具にも影響をもたらすので、ここでも対処が必要です!布団が湿った状態になると、ダニやカビが発生しやすくなり、寝つきが悪くなる等睡眠の質を下げる原因となります。梅雨の時期でも晴れる日はあるので、その時にはできるだけ布団を干して日光にあててあげましょう。なかなか外に干せるチャンスがなければ、窓を開けて換気をしたりエアコンで調整したりして、寝室の除湿をしておくとベターです。

(この時期の運動の工夫) 

 

 体の中に余分な水分の溜まりやすい梅雨の時期は、適切な運動を行うことが大切です。水分や老廃物が排出されないと、むくみや食欲不振といった不調に繋がります。運動は簡単なストレッチ等で良いので、毎日の中に少しでも取り入れてみて下さい。1日10分からでもいいので実施してみることを推奨します。運動のタイミングは、体の温まった入浴後が最も効果的ですが、空いた時間や気が向いた時でも大丈夫です。自分の負担にならない範囲で挑戦してみて下さい。

 

 食事、睡眠、運動。普段の生活習慣の意識が梅雨時の体調を大きく左右します。生活習慣を改善してこの梅雨を乗り切っていきましょう!