ごあいさつ

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2017-09-27 14:37:00

 先日早くもインフルエンザウイルスへの感染者が確認されたとの報告がありました。今年の冬(2017〜2018)は、例年よりもインフルエンザウイルスの流行が早く始まると予想されています。そのため、早めの予防・対策が大切です。

インフルエンザを予防する策として「予防接種」は多くの方が受けられています。予防接種をしたからといって、必ずインフルエンザにかからないというわけではありませんが、かかりにくくなったり、重症化せずに比較的軽い症状で済むのが予防接種の利点でもあります。特に抵抗力の低いお子さんや、高齢者の方などは、予防接種をしっかり受けて、備えておいたほうが安心です。

 インフルエンザワクチンは、毎年つくりかえられており、例年、世界の国々で流行したウイルスの株から、その後の日本での流行を予測して製造されます。A型・B型どちらかのインフルエンザが流行した場合も、または両方が流行したとしても、インフルエンザワクチンの接種によって予防効果を発揮することができるように、2015年以降は4価(A型2株+B型2株)のワクチンが製造されています。2017/2018冬シーズンのインフルエンザワクチン株は以下のとおりです。

 A/Singapore (シンガポール) /GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09

 A/Hong Kong (香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)

 B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)

 B/Texas (テキサス) /2/2013 (ビクトリア系統)

 尚、インフルエンザワクチンは、射ってすぐに効果が期待できるものではなく、抗体が出来るまでに1〜3週間程度の時間を要するため、通常流行する時期の1〜2ヶ月前に射つのが理想的とされています。そのため、小学生以下(生後6ヶ月〜12歳まで)のお子さんは、2回の接種が奨励されていることも考慮すると、10月下旬か11月初旬までには、1回目を済ませておくことをおすすめします。